SONY純正50mmレンズ比較
今回残念ながら初夏の撮影会が中止になったわけですが、撮影会用にお借りしたレンズの中で当店に展示していないものがあったので、せっかくなので50mmレンズの比較を行いたいと思います。
撮影機材としてはカメラはα7Ⅲ(ILCE-7M3)、
レンズはフルサイズ用6本
50mmF14Planar(Eマウント)(SEL50F14Z)
50mmF14Planar(Aマウント)(SAL50F14Z)+マウントアダプター(LA-EA5)
本当は最近発売された50mmF2.5G(SEL50F25G)が欲しいところですし、最後のレンズは55mmと若干焦点距離が異なりますがそこはご容赦いただいて
以上の6本で最短撮影距離と最短での開放でどんな写真が撮れるか見ていきたいと思います!
カメラ本体から被写体のαのミニチュアまでの実際の距離と撮影画像を見ていきたいと思います。
まずは大人気50mmF12GMaster(SEL50F12GM)から・・・
ちなみにピントはミニチュアαの「SONY」のOとNのあたりに合わせてあります。
カタログ値では 最短撮影距離 40㎝ 最大撮影倍率 0.17と最新鋭レンズだけあって明るい単焦点の50mmレンズの中では比較的いい数字になっております。また、また、最短撮影距離というのはカメラのセンサー(撮像素子)の位置から計算するので、カメラにある「Ф」こんなマークからの距離のことを言います。実際のレンズ突端からだともっと短い距離になります。(これはワーキングディスタンスといいます)この50mmF12GMaster(SEL50F12GM)の場合は約28㎝位になりますね。意外と寄れる感じでした。( ゚Д゚)
上記の状態で開放F1.2で撮れた画像がこちら・・・
さすが最短で開放で撮るとボケボケですねww
ただ、開放でもピントの合ったところはシャープに後はいい感じにゆるゆるに柔らかくなっていますので、絞りで被写界深度をコントロールできるのでとても面白い使い出のあるレンズだと思います。
この50mmF12GMaster(SEL50F12GM)のスペックなどについて詳しくはこちらからどうぞ
続いてのレンズは50mmF14Planar(Eマウント)(SEL50F14Z)
実はこの50mmF14Planar(Eマウント)(SEL50F14Z)当店では常時展示していないんですよね( ;∀;)結構人気のあるレンズなので展示したいんですけど・・・さすがに全部は展示できないのでm(__)m
カタログ値では 最短撮影距離 45㎝ 最大撮影倍率 0.15とさっきの50mmF12GMaster(SEL50F12GM)と比べてしまうとちょっと見劣りしますが、明るい単焦点レンズならばこんな感じですよね、ま、そもそも明るい単焦点50mmレンズで接写、あんまりしようと思わないですよねww
ワーキングディスタンスは大体33㎝位。撮れた写真はこちら。
開放だとさすがにちょっとピントが甘いかな・・・って感じがしますが、それより色がにじんでしまっているのが残念な感じ、ただ、細かいところをつつくより、写真は全体的な雰囲気を楽しむものだと思っていますので、このレンズの弱点にはならないかと思います。こちらのレンズで撮れる写真は唯一無二のものでもあると思いますので・・・
この50mmF14Planar(Eマウント)(SEL50F14Z)のスペックなどについて詳しくはこちらからどうぞ
続いては・・・50mmF1.8(SEL50F18F)です。
この50mmF1.8(SEL50F18F)安っぽいとか、AF遅いとかいろいろ言われていますが、私は好きですね。軽いですし小さい。また、SONY純正フルサイズ用レンズの中では価格的には一番リーズナブルなレンズです。
カタログ値では 最短撮影距離 45㎝ 最大撮影倍率 0.14と一般的
ただしレンズそのものが小さい分ワーキングディスタンスは約37㎝とやや長め、これも相まって寄れないレンズの代表格ともいわれます( ;∀;)
撮れた写真はこちら、
もう、なんか緩いでしょww、私この絵が好きなんですよ、なんかぬくもりを感じるような緩さたまりません。
きついことを言えばピントの合った部分もシャープじゃないしコントラストも良くない、パキっとした写真を求める方は絶対買っちゃいけないレンズです。でも私と同じでユルさを求める人にはとっても良いレンズだと思います♪
この50mmF1.8(SEL50F18F)のスペックなど詳しくはこちらからどうぞ
ここからは若干異色系レンズの始まりです・・・がちょっと長くなってしまったので今回はこの辺でお開きにしたいと思います。続きはPART2で!
お楽しみに!