α温故知新・・・α700(DSLR-A700)

本日はお客様より下取されたカメラにα700(DSLR-A700)がありましたのでちょっと見ていきたいと思います。

SONYがデジタル1眼レフカメラ事業を譲渡され、SONYのカメラ「α」の初代α100(DSLR-A100)が発売された2006年。

α100(DSLR-A100)

その翌年の2007年、SONY2代目のαとして発売された、1眼レフカメラです。

今から15年も前の機種になるんですねぇ~(*´з`)

いやぁ~年が過ぎるのは早いもんです。

私個人的にも購入し、愛用した中々思い出深いカメラでもあります。

α700概要

当時ボディ単体の他に「DT 16-105mm F3.5-5.6」が付属するレンズキットやCarlZeissの「Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA」とのセットも限定で発売されました。

マウントは当然Aマウント、センサーサイズはAPS-C。

有効画素数1224万画素の“Exmor”CMOSセンサーを搭載しております。

※この当時はまだ、ソニ―にはフルサイズセンサー搭載機はありませんでした。

この時代から“Exmor”CMOSセンサーがあったんですね!

※現在は“ExmorR”CMOSセンサー(裏面照射対応)になり進化版となっています。

ただ、この後に出てくる数機種はまだCCDセンサーの機種が多くありました。

かなり時代に先駆けたセンサーを搭載した機種でした。

1眼レフカメラですので、マウント内部に鏡(ミラー)が見えます。

左側には各種インターフェースが並びます。

ただ、現在の端子とは異なり、レリーズ(リモコン)専用のREMOTE端子、専用の電源入力端子、HDMIはマイクロではなくミニ、USBも同じくTYPE-CやマイクロではなくこちらもMiniBという今ではほぼ見かけなくなった端子となっています。

また、最近のカメラでは全く搭載されなくなったフラッシュのシンクロターミナルなんてのも搭載されています。

また、正面向かってマウントの右下にフォーカスモードダイヤルが付いています。

現行機種でフォーカスモードダイヤルが装備されているのは・・・

α9とα1くらいでしょうか。

それもそのはず。当時このα700はSONYのフラッグシップモデルでした。

背面はこんな感じですが、このモデルは液晶画面はバリアングルどころかチルトもしません。

だって・・・ライブビューというものが存在しない時代のカメラですからね。

また、

電源スイッチや、手振れ補正オンオフ切り替えスイッチ等、

今では全く違う場所に逢ったり、そもそも無くなってソフトウェア上で切り替える様になっています。

TOPのボタンの並びは意外と今でも違和感がないかもしれません。

ちょっとびっくりしたのが「モードダイヤル」

いわゆる「シーンセレクション」がここで切り替えられるようになっていたんですね。

忘れてましたww

こちらはカードスロット。

今ではだいぶ見る機会も少なくなった・・・

コンパクトフラッシュとメモリースティックPRO Duo。

(上はコンパクトフラッシュの形をしたメモリースティックDuoアダプター)

SDカードが普及してきた折には・・・

こんなSDカードアダプターや、メモリースティックDuoの形にmicroSDカードを入れるアダプターを使ったり・・・色々苦労したものですww

バッテリーはAマウント伝統!?wwのMタイプ。

このバッテリーは良く持つバッテリーでした。

レンズ

手持ちの50mmのF1.4(SAL50F14)を装着してみました。

余談ですがこのレンズ、SONY銘ですが設計はMINOLTA、

社長コレクション MINOLTA α7000

それも1985年発売初代α7000と同時に発売されたレンズと同じ設計。

コーティングこそデジタル用にされているものの設計は今から37年前、

もはやオールドレンズといっても過言ではない逸品でしたが、先日のAマウント生産完了に伴いこちらのレンズも生産完了となってしまいました。

そんなレンズ50mmF1.4(SAL50F14)を装着してファインダーを覗いてみると・・・

ちょっと見づらく、雰囲気感じづらいかもしれませんが・・・

ペンタ部(カメラのSONYロゴの書いてある部分)にミラーではなく、プリズムが採用されているので、非常にクリアで見やすい!

写欲をそそりますww

試写

というわけでちょっと試写。

撮影機材 カメラα700 レンズSAL50F14
絞りF5 シャッタースピード1/125秒 ISO200 露出補正ー1.7EV

おっと、失敗失敗ww

慌てて撮影しっかり調整しないとこんな風になってしまいますww

ファインダーに見える風景と写真が全く違うことに・・・(;’∀’)

今では考えられない事態ですww

気を取り直して・・・

撮影機材 カメラα700 レンズSAL50F14
絞りF2.5 シャッタースピード1/80秒 ISO200 露出補正±0.0EV

あと何枚か・・・

撮影機材 カメラα700 レンズSAL50F14
絞りF3.2 シャッタースピード1/200秒 ISO200 露出補正±1.3EV
撮影機材 カメラα700 レンズSAL50F14
絞りF8 シャッタースピード1/40秒 ISO800 露出補正±0.0EV

ちなみに最後の写真、下の電柱の頭、撮影時ファインダーには入ってなかったんですけど・・・

視野率95%は侮れません。ww

現在の視野率100%のミラーレスカメラだったらありえない話ですけどね。ww

まとめ

最新のα7Ⅳと記念撮影ww

いかがでしたでしょうか?光学ファインダーも久々に触れてみると中々楽しいものです。

最近では年に数回?程度にはなりましたが、私は今でもα900で写真を撮ったりしています。

皆様も如何でしょうか?

といった感じで当店只今「中古フェア」開催中です!

カメラコーナーもささやかながら臨時中古コーナーを開設!

今回解説してきたα700も販売中です!

中古は一品モノですので早い者勝ちですが、α700楽しいですよ(*´▽`*)

皆様のご来店心よりお待ちいたしております。

ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。m(__)m

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