ULT POWER SOUNDのひみつ
皆さんこんにちは。
森川デンキのナオヤです。
ULT POWER SOUNDシリーズが発売されてしばらく経ちましたが予想以上の人気となっております。
ULT FIELD 1は、小型スピーカーにもかかわらず、大きめのスピーカーに負けずを取らずパワーのある音を携え、小型ならではの取り回しの良さが人気となっております。
特に注目なのがヘッドホンのULT WEARで、かつて無いほどの低音がとても魅力の一つですが、ノイキャン搭載、LDAC使用可能も相まって、低音重視のヘッドホンの中では「低音強調モード」オフの状態の音質は過去一良いと思います。着け心地も頭部に負担がかからない設計なのでULT POWER SOUNDが合わなくても、HeadphonesConnectで調整すれば丁度良い音質に変えられるので普通のヘッドホンとしても有能だと思います。
と、言われただけだとわかりにくいので、実際にULT WEARのHeadphonesConnectで接続した画面で説明したいと思います。
使用端末(スマホ等)でBluetooth接続完了後、HeadphonesConnectを開き、サウンド→イコライザーの設定を開きます。
すると、5バンドのイコライザーの下に「Bass Control」があります。
この「Bass Control」こそULTのモード切替になります。
さらにその下にHeadphonesConnectを使用したことある人なら見たことのある「CLEAR BASS」の設定バーがあります。「CLEAR BASS」はプラスに振ることで低音を強調した音にするだけでなく、高音も埋もれない様に音作りをしてくれる便利な機能となっております。
「ULT1」にすると、「CLEAR BASS」が黒くなります。ULT POWER SOUNDの正体はこの「CLEAR BASS」の低音をさらに強調したものとなっております。ULT1は実質ULTがONになっている状態です。
「ULT2」にすると、黒い「CLEAR BASS」が強制的にプラス10されます。モードが変わったりするのではなく「CLEAR BASS」の値が増える、言わばブーストした状態です。
これを、ULTボタンでワンタッチで切り替えられるのは非常に便利な機能だと思います。
ただ一点気になるとすれば、これは必然なのですが
「ULT2」のレベルを下げれば、
「ULT1」のレベルも一緒に下がってしまいます。もちろん、「ULT オフ」も「ULT1」と同じ値で白い「CLEAR BASS」に戻るので、低音レベルは下がります。
「ULT オフ」が 通常、
「ULT1」が ULTオン、
「ULT 2」が ULTブースト
と考えれば、徐々に低音を強調させないと辻褄が合わなくなってしまい、「ULT オフ」の方が「ULT 1」より低音が強いなんて事態も起きてしまうので致し方ないのですが、
こうなると全てのモードを好みに合わせることが難しくなってしまいます。
SONYさんも悩んだ末の設定だったと思いますが、個人的にはノイキャン、外音コントロールの様にモード切替の個数を減らすことが出来ればだいぶ使いやすくなるのではないかとも思います。
と長くなってしまいましたが今回はここまで。
また次回に。