実は重要イヤーピース
皆さんこんにちは。
森川デンキのナオヤです。
前回の記事で、1000XM4シリーズは遮音性能に差があるというお話をしました。
特にイヤホンの方が付属のイヤーピースで遮音がしっかりされるということでしたが、付属のイヤーピースが耳に合わなければ効果は半減してしまいます。またイヤーピース一つとってもかなりの種類があるので今回はイヤーピースのお話をしていきたいと思います。
そもそもイヤーピースはどんなものがあるのかというところから入りたいと思います。
イヤーピースは大きく分けて2種類のタイプに分けられます。
一つはシリコンタイプです。
こちらのタイプはイヤホンを愛用している多くの人が、一度は目にしたことがあるかと思います。
イヤホン購入時に標準で付いてくるイヤーピースは基本的このシリコンタイプのものが多いです。
特徴としては、安価で装着しやすく、大きさもある程度でしたら変更することなく装着が可能となっているので、耳の形にとらわれることが少なく、万人受けしやすいイヤーピースです。耐久性も高く、吸着力も高いので優秀です。
迷ったらこれ!と言っても過言では無いくらいなのですが、実はデメリットも結構あります。
シリコンタイプは、吸着性は高いのですが、遮音性能が低くノイズキャンセリングなどの効果が弱くなってしまいます。遮音、固定がしっかりされないと音質も低下してしまいます。また、長時間の装着や、夏場での使用などで耳が痒くなる方もいらっしゃいます。特にアレルギーがある方は装着すら困難になってしまいます。
さらに、耐久性が高いといいましたが、寿命はあります。寿命が来たら新しいものに交換する必要があるのですが、シリコンタイプはこの寿命が来た時の見極めが少し難しいです。なので多くの方が、イヤホンが使えなくなるまで同じイヤーピースを付けてることが多いと思いますがイヤーピースは寿命が来たら交換しましょう。
見極め方を簡単にご紹介すると、付けているときに自然と外れるようだと、シリコンの劣化で吸着力・ホールド力が弱くなってるので交換が必要になってきますのでご参考にして頂ければと思います。
もう一つはコンフォートタイプです。
こちらのタイプは、特に有線のイヤホンを凝っている方は御用達かもしれません。
コンフォートタイプはシリコンタイプと違い、材質がウレタン素材のものが多いです。ウレタン素材は、低反発で潰すと徐々に元の形に戻るという特徴があります。なので装着時は元に戻る前に耳の中に入れて膨らむのを待つという、少し装着に難がありますが、遮音と固定は絶大です。遮音がしっかりされるので音質も向上しますので、周波数帯域の高いイヤホンが多い有線のイヤホンに使用されることが多いです。
音質、遮音を求めるならこれ!ですが、購入、使用時にはいくつか注意が必要です。
有線のイヤホンに使用されることが多い、耳の中でしっかり固定するなど理由から、イヤーピースのサイズが大きいものが多いです。特にワイヤレスイヤホンにこのコンフォートタイプを装着する際は大きさを確認しておかないと充電ケースに収まらないことがあるのでご注意ください。また、耳の中で膨らんで固定をするので、圧迫感が強く感じてしまうことがあります。シリコンタイプからコンフォートタイプに転向する方は特にこの圧迫感で装着困難になってしまう場合があります。
コンフォートタイプで特に注意が必要なのが、お手入れの仕方です。
ウレタン素材は水にとても弱いので濡らしたり、アルコールで洗浄などするとすぐにボロボロになってしまいます。お手入れの際は乾いた布等で拭いてあげてください。また、拭く際も強くこすらずになるべく優しく拭いてあげてください。
元々短命であるコンフォートタイプはお手入れの仕方次第で寿命を延ばすことも不可能ではないので購入の際はご注意ください。
如何でしたでしょうか。
イヤーピースには2種類あるというお話でしたが、意外と「はまってればいい」「ついてるから大丈夫」という方が多かったのではないでしょうか。イヤーピースは縁の下の力持ちでもあるので、これを機にイヤーピースに少しでも興味持っていただければ幸いです。
今回は以上になります。
ご視聴ありがとうございました。